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Clamecy ;クラムシーの町

b0189215_15513678.jpgClamecy ;クラムシーはブルゴーニュ地方のNièvre県にある町で、
パリから514km、電車で片道2時間半余り。
Canal du Nivernais ;ニヴェルネ運河があり、そしてYonne ;ヨンヌ川とBeuvron川の合流地点に町はあります。 

← ニヴェルネ運河 

b0189215_15554122.jpgヨンヌ川はセーヌ河に合流している為、すぐ近くにあるモルヴァンの森で切り出した木材は
ヨンヌ川でクラムシーまで運び、le flottage du bois;に組んでles Flotteurs;筏師
よってパリまで運ばれ、一般家庭やパン屋さん等に燃料として使われていました。
(1549年から20世紀初頭まで主要な港だった)

→ Flotteur;筏師の像
b0189215_164282.jpg旧市街は少し小高い丘になっており、細い道や坂、古い木組みの家が点々と
残され、12世紀から16世紀の間に建てられたゴシック・フランボワイヤン様式のCollégiale St-Martinを含め、中世の面影があちこちに感じられます。

← Collégiale St-Martin、入り口上部のtympan;タンパン

b0189215_16425474.jpgb0189215_1626712.jpgこの町のスペシャリテ、
「Andouillette de Clamecy;アンドゥイエット・ド・クラムシー」。
その昔、パリから木を買い付けに来た人々が好んで食べていたそうです。
→アンドゥイエットとその断面

b0189215_16533137.jpgこの町出身の有名人は?というと、まず「全人類の自由と平和・調和」を理想に掲げた作家、Romain Rolland氏(1866年生まれ。生家はロマン・ロラン博物館となっている)が挙げられるでしょう。
また日本では余り知られていませんが、1974年初の単独世界一周ヨットレースにおいて202日間という速さで優勝するといった記録を持ち、1978年レース中に行方不明となったAlain Colas氏もクラムシー出身。
(Faïencerie Colas;Jean-François Colas氏の兄弟)
↑ 木組みの家から見下ろすワンちゃん


b0189215_17184484.jpgヨンヌ川の右岸にあるQuartier Bethléemは、1167年十字軍の遠征でパレスチナを
訪れたComtes de Nevers ; ヌヴェール伯 Guillaume IV de Nevers は翌年
かの地でペストによって亡くなる際、遺言で「エルサレムがイスラム教徒に奪われた時、ベツレヘムの司教たちの避難所となるよう、彼らにクラムシーのhôpital de Pantenorを与えた」ことにより、1223年から1801年Le Concordat(ナポレオンと教皇との協約)までの間ベツレヘム司教区の本拠地とされていました。

→ 12世紀の礼拝堂を改装したレストラン「Auberge de la Chapelle」。
上のアンドゥイエットはここでたべたもの。


現在ここには、12世紀のNotre Dame de Bethléemの礼拝堂を利用したレストラン(1796年以降ホテル・レストランとなる)や、1927年フランスで3つ目の鉄筋コンクリート製教会として建造されたで中近東をイメージしたEglise Notre Dame de Bethléem、クラムシー工房があります。

キリストの生誕地であるベツレヘムとの関わりが強いこの地に、エピファニーのお菓子に入れるフェーヴを作る工房が
あるとは、なにか不思議なつながりを感じずにいられません。



b0189215_17443940.jpg ← 近くの公園 Parc Vauvert で見つけた小さな桜の木の説明書。
「土屋義彦埼玉県知事寄贈」と書いてある(埼玉と何か関わりがあるのかな?)。
 
b0189215_1747765.jpg → 旧市街でたまたま入ったレストランのデザート、タルト・オ・フレーズ
サクサクのサブレ生地の上にパティシエールとイチゴ、ピスタチオ。
イチゴソースとシャンティが添えられています。
今まで食べたことがないくらい激旨でビックリ!

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by Ethno-PATISSERIE | 2009-07-24 18:20 | ⑤Bourgogne | Trackback | Comments(6)
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Commented at 2009-07-25 07:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Ethno-PATISSERIE at 2009-07-25 11:05
◎paris-antiqueさん
わーそれは素敵~☆
フランスと日本の材料を使ったガトー・バスクの食べ比べなんて
そう簡単には出来ない貴重な体験になりますね!
10月なら生地も扱いやすいし、食欲も秋ヴァージョンになって最高の季節。楽しみにしています♪
Commented by chihiring at 2009-07-26 21:16 x
まぁ、またかわいいワンちゃん発見(笑)
アンドゥイエットは、クラムシーのスペシャリテなんですね。知らなかったです~あぁ、本場で食べてみたいなぁ。緑と運河と・・・素敵な平和な街なんですね。
Commented by Ethno-PATISSERIE at 2009-07-27 11:16
◎chihiringさん
細い路地を歩いていた時、急に頭の上から犬の声がしてビックリ!でした(しかも大きいワンちゃんだし)
このあたりの風景はゆったりしていて癒されます~♪是非また訪れたい地方です。
Commented by M at 2013-04-16 09:56 x
わぁ〜素敵なところですね。
クラムシーもそうですですが、以外とブルゴーニュ、パレイ周辺の小さな町に木組みの建物が見られますよね。
アンドゥイエット・ド・クラムシー、美味しそうですね!
何と言ってもデザートのタルト・オ・フレーズが凄くいいですね。ピスタチオにイチゴソース、シャンティって最高でしょう!
いいなぁ〜食べたい!
Commented by Ethno-PATISSERIE at 2013-04-17 09:08
Mさん 程良く手入れの行き届いた古い木組みの建物は大好きです^^
きちんと下処理をしてあるアンドゥイエットはやっぱり美味しいですね。タルト生地のラフなザクザク感がとても良くて、甘酸っぱい苺にぴったり!これは今まで食べたタルトの中でもかなり上位に入る美味しさでした♥
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