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「Les Aristocrates;アリストクラット(貴族)」と言う名前のお菓子

「Tarte Tatin ; タルト・タタン」が誕生したLamotte-Beuvron ; ラモット・ブーヴロンから南西20km程の所にある町、Neung-sur-Beuvron;ナン・スュル・ブーヴロンのスペシャリテ。
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19世紀中頃この地方で「鉄道が開通し、ナポレオン三世がラモット・ブーヴロンにお城を購入した」と
言うこともあって、パリに住むお金持ちの人々が週末狩をして過ごす豪華なセカンドハウスを作ることが
流行しました。
1860年、この町のパン屋「Jean-Constantin LEMEUNE」氏は、おそらく美食家であるパリからのお客たちを満足させようとこの菓子を考案したのでしょう。

材料は砂糖、アーモンド、蜂蜜、卵白のみ。
皮付きのホールアーモンドがゴロっと入った大きなテュイル状の焼き菓子です。
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その大きさにはちょっとビックリですが、アーモンドやキャラメル状になった砂糖の香ばしい香りや
カリカリとした歯触りなどはその当時、さぞやハイカラなものだったに違いありません。


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このお店を訪れたのは2004年。
小さな町のお菓子だったので情報がごく少なく、見つけたパン屋さんの名前もこの当時の所有者のものでは
なく住所も違っていたので、コンタクトを取る為に出した手紙は戻ってくる始末でしたが
近くに住むフランス人の知り合いに探してもらって、なんとか会う約束を取り付けて貰うことが出来ました。
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↑ ごく普通のパン屋さん。奥にラボがあります。

実際に行ってみるとパン屋はここ一軒しかなく、Pajon夫妻が2人で切り盛りしているお店でした。
1860年から場所も変わらず、同じルセットを使って作られており、1年に1トンも焼くほどの人気が
あるとか。
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↑ 所有者でパン職人のDenis Pajon氏と販売を担当する奥さま。

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↑ こちらはもう1つのスペシャリテ、マーガレットの花を象ったパン「La Marguerite ; マルグリット」



残念ながら現在は所有者が変わってしまいましたが、変わらず作り続けられています。




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現在このお菓子が買えるお店はこちら。

Les Délices D'Océane
13 place Charles Quenet 41210 Neung sur Beuvron
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by Ethno-PATISSERIE | 2011-07-19 16:30 | ⑦Centre | Trackback | Comments(2)
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Commented by M at 2013-03-23 13:36 x
アーモンドやキャラメル状になった砂糖の香ばしい香りと言うのに惹かれます。こう言った素朴なお菓子は大好きです。
アリストクラット、食べてみたいです。
お花形のパンは、パレイのパン屋さんで買って食べた事がありますよ。このマルグリットも美味しそうですね!
Commented by Ethno-PATISSERIE at 2013-03-24 15:42
Mさん そうですね。手の込んだものよりも、材料が少なくて、同じように作っても全く同じ仕上がりにはならないような、素朴でざっくりした作りのお菓子に魅力を感じてしまいます^^
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