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Le Coq des Rameaux ; コック・デ・ラモー

今日はPâques ;パック(復活祭)ですが、ちょうど一週間前のLe dimanche des Rameaux ;
ディマンシュ・デ・ラモー(枝の主日)
のお菓子をご紹介します。
* 枝の主日についてはコチラをご参照ください。

以前、枝の主日の際に枝に下げるものとしてご紹介したメレンゲと同類のお菓子。
Coq des Rameaux ;コック・デ・ラモー(枝の主日の雄鶏)」と言う名前の通り、雄鶏の形をしています。
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↑ Guérétのお菓子屋さんVillechalane-Sionneauの「Coq 」


サブレ生地を雄鶏の形に抜き、ノワゼットの木で出来た棒を取り付けて焼成、表面にグラスロワイヤルと
ノンパレイユ(飾り用の極小ドラジェ、日本ではノンパレルの名前で販売されているようです)で飾り付けしたお菓子で
くちばしの部分に黄楊製(プラスチック製も有)の笛を付けるところもあります。

これはかつてリムーザン地方で見られたお菓子で、残念ながら今ではあまり見かけることが出来ません。
1900年頃Limoges ;リモージュのパティスリーでは枝の主日にこれを販売する為、
四旬節の間せっせとこれを作っていたのだとか。
50年代には殆ど姿を消し、80年代にはLimoges;リモージュとBellac ;ベラックでしか見られなくなったと言います。
枝の主日のミサに子供たちはこのコックを手に、或いは枝に下げて持って行き
ミサの間おとなしくしていたご褒美にこれを食べさせてもらえる」のでした。
この地方で育った年配の人々にとって、このお菓子は子供の頃の楽しい思い出の1つとなっているそうな…^^


でも、いったいどうして雄鶏の形をしているのでしょう???
かつて民間伝承では、日の出に鳴いて朝を知らせる雄鶏は太陽を表す動物とされ、
自然が眠っているかのような暗い冬に対する太陽、光の勝利を連想させ、さらには雄々しさ・男らしさを象徴する
意味合いを持っていました。
このいわば異教の雄鶏を、カトリック教会は枝の主日の際、キリストの受難に出てくる
le coq de saint Pierre ;コック・ドゥ・サン・ピエール(聖ペトロの雄鶏)
(イエスがペトロに「雄鶏が鳴く前に、あなたは三度私を否定するだろう」と言った)へと
巧みに置き換えたのでした。
そう、取り付けられた笛は雄鶏の鳴き声を意味していたのですね。。

元々このお菓子はCreuse ;クリューズ県特有のものであったということで、現在ではクリューズ県のGuéret ;ゲレ
Ahun ;アアン等で作られています。
写真を提供して下さったゲレのお菓子屋さん「Villechalane-Sionneau 」によると販売期間は2週間。

Le Diable sucré gâteau,cannibalisme,mort et fécondité ;Christine Armengaud著」という本に
このコックの写真が3種類掲載されていますが、そのうちの1つはこのお店のもの^^
こちらでも別のコックの写真が見られます。



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by Ethno-PATISSERIE | 2013-03-31 20:07 | ⑭Limousin | Trackback | Comments(6)

今更ながら・・・ガレット・デ・ロワ2013  その2

その1 からの続き…>


ハコリエ店 Campバージョン 
ガレット制作moriko、フェーヴ制作ハコリエ naho、王冠制作nico
まずラッピングが素敵で、手作りの王冠も可愛くて、ザクザクした食感のガレットも美味!
なんと言っても中に焼き込まれたフェーヴが素晴らしい!知り合いのフランス人フェーヴコレクターさんたちも絶賛♪
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                           ↓ とっても美しいお顔でしょ?
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Pâtisserie A.K Labo パティスリー・エーケーラボ
毎年楽しみにしているガレットとフェーヴ♪
MOEさんのフェーブ、今年はフランスの「Marche des Rois」という歌の歌詞が刻まれたもの。
これまたフランスのフェーヴコレクターさんに「素敵!」と言われたフェーヴの1つです^^♪
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Confeito コンフェイト(埼玉)
雑貨店コンフェイト プロデュースによるガレット・デ・ロワ。お菓子屋ハイジさんの作るガレットはパイ生地ではなく、
小さめに作ったガレット・ブルトンヌが3個で1組になった珍しいタイプ。このブルトンヌにはクレーム・ダマンドが
挟んであって、この3つのどこかにフェーヴ代わりのホールアーモンドが入っています。
紙の王冠はsu-suさん作、フェーヴ(というかブローチ)はatelier antennaさん作です。
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Pâtisserie naruru okinawa パティスリー・ナルル・オキナワ
ナルルさんのガレットとフェーヴは毎年変わるオリジナルで、楽しみにしているガレットの1つ♪
今年のフェーヴは「琉球ガラス るりあん」に制作をお願いしたものだそうで、稲嶺佳乃さんによるお花 全5色。
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La Boutique de Joël Robuchon ジョエル・ロブション
昨年からオリジナルのフェーヴを作り始めたロブション。
料理のスペシャリテを象っていて今年は「完熟トマト 毛蟹を重ねミルフィーユ仕立て」。
昨年食べたガレットの中で一番おいしいと感じたガレットでしたが、今年は少し生地が生っぽくて残念!


Pâtisserie Goseki パティスリー・ゴセキ(吉祥寺)
ここのガレットは、オーナーの五関シェフが古典菓子の研究をされているからこそ出来る
ジュール・グーフェのルセットを再現したもの。
カリカリサクサクのパイ生地に、皮付アーモンドのしっとりしたクレームダマンドが挟んであって、とても美味しい~♪
フェーヴの代わりにホールアーモンドが入っています。陶器製のフェーヴは別売で購入可。
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Pâtisserie Les années folles パティスリー・レ・ザネ・フォール
種類はリンゴのガレットのみ。青森県産紅玉のコンポートとクレーム・ダマンドが挟んであります。
生地はしっかり焼けていてキャラメリゼされた表面がザクザク、ハラハラ。リンゴの酸味で食べやすくとても美味しい♪
フェーヴはオリジナルではありませんが、中に焼き込んであります。
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by Ethno-PATISSERIE | 2013-03-20 22:53 | gâteau des rois | Trackback | Comments(4)

今更ながら・・・ガレット・デ・ロワ2013  その1

一昨年は35台購入、実際に食べた種類はそれ以上という新記録を達成、昨年は27種類を食べた私roiboit^^

今年は興味を引かれるガレットが少なそうだったので、数はかなり減るだろうなぁ~との予想に反し、
今年もワンダフルハウスさんのスペシャルなガレットのおすそ分けのおかげで、
結局昨年と同じ27種類という結果になりました^^;

桜が咲き、復活祭も近いという季節外れの話題ではありますが、記録としていくつか心に残ったガレット・デ・ロワをup
しておこうと思います。

Pâtissier Shima パティシエ・シマ
クラブ・ドゥ・ラ・ガレットデロワ会長である島田シェフのガレットはやっぱり欠かせません。
タカナシミルクの通販で購入。今年のフェーヴはタカナシミルク、パティシエ・シマ双方とも「クラムシー」製。
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・今年ワンダフルハウスさんが島田シェフに「ベルナシヨン」のクーヴェルチュールを使ったガレットをオーダー。
なんとご厚意で、私の好きなタブレット・ピスターシュをイメージしたガレットを作って頂きました。
作って頂いた2台のうち1台は伊勢丹で開催された「サロン・デュ・ショコラ」で来日中のフィリップ・ベルナシヨン氏に
献呈。写真や詳細はワンダフルハウスさんのサイトにupされる予定ですのでお楽しみに♪


Dalloyau ダロワイヨ
今年のガレット「galette ô fruits rouges」。周りのサクサクパイ生地と甘酸っぱい赤いフルーツが大好き♪
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Dominique Saibron ドミニク・サブロン
大阪にもお店が出来たおかげで買いやすくなりました。フェーヴはフランスのお店と同じもの♪
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Henri Charpentier アンリ・シャルパンティエ
フランスのフェーヴ友達に頼まれて買いに行ったところマドレーヌが2011年のと形が違うことに気付いて思わず購入^^;
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                       ↓ 2011年のフェーヴ(写真はサイトより)
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佐藤洋菓子店(札幌)
昨年に引き続き今年も購入。チュウゲンさんの王冠とpo-to-boさんのフェーヴ付き。
フェーヴは中に焼き込んであって、ガレットも美味しい~。
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l'accent ラクソン(岡本)
フレンチ・アルプスのお菓子や製品を販売しているラクソンさんではサヴォア地方で作られる
「Galette des Rois Briochée;ガレット・デ・ロワ・ブリオッシェ」を3日間限定販売。
来年はオリジナルのフェーヴになるかも?
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お菓子工房ドゥルセミーナ(茨城県)
スペインで食べられる「ロスコン・デ・レイエス」スペイン菓子研究家 藤本恭子さんが作ったものです。
昨年は渡辺万里さんの主宰するスペイン料理アカデミーで販売されましたが、茨城に自身のお店がオープンしたので、今年はこちらから直接購入。
「是非スペインと同じスタイルで」とお願いすると、セロファンに包んだsorpresa;ソプレサ(フランスで言うフェーヴ)とhaba;アバ(乾燥した空豆)を中に焼き込んでありました。なんと!ソプレサはスペインから取り寄せたもの~♪
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Ҫa Marche サマーシュ
今までガトーデロワばかり購入していましたが、今年はお店でパイ生地のガレットデロワ(1/8切)も購入。
フェーヴは昨年と同じものですが、これだけでも購入可能。
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その2へ続く>


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by Ethno-PATISSERIE | 2013-03-20 20:33 | gâteau des rois | Trackback | Comments(2)