<< Fèves de Clamec... La Cerise d’Itx... >>

Gâteaux des Rois et ses Fèves - 私の最初のフェーヴ

b0189215_2043425.jpgb0189215_2054528.jpgフェーヴとはキリスト教のお祝いの1つ、Epiphanie;公現節の日(1月6日;現在フランスでは1月1日を除く最初の日曜日をEpiphanieとしている)に食べるお菓子に入っている小さな陶器(ガラスや金属製もある)のこと。
←本物のソラマメとソラマメ形フェーヴ
本来の意味は「ソラマメ」で、陶器製のものが使われるようになる前は乾燥したソラマメ(その他の豆も)が使われていました。
b0189215_2191463.jpgb0189215_21151633.jpgこのお菓子は一般的にgalette des rois;ガレット・デ・ロワと呼ばれ、Pâte feuilletée ;パイ生地にcrème d’amandesをはさんだものですが、地域によっては(主に南仏)フリュイ・コンフィ入りのブリオッシュ生地で作られたgâteau des rois或いはcouronne des rois等と
呼ばれるものも前者のガレットと一緒にお店に並びます。
                                     ↑ガレット・デ・ロワ(左)とクーロンヌ・デ・ロワ(右)

b0189215_21245041.jpg私がこのお菓子とフェーヴに興味を持ったのは20年以上前のことでした。
フランスの伝統菓子&地方菓子、行事菓子に興味があったからでしたが、
実際にフェーヴを手にしたのは1987年。
エピファニーの時期をフランスで過ごしていた友人にお願いして持ち帰って貰ったものでした。
以来、色々と調べている研究テーマの1つです。

↑これが1個目のフェーヴ

b0189215_2131337.jpgその後も日本で販売されているところは少なく種類もありませんでしたが、近年では製菓材料店以外でも個人で輸入販売しているところも多く見られるようになり、
日本に居ながらフランスのネットオークションや製造業者から直接購入することも可能になって、日本のコレクターも少なからずいるようです。
オリジナルのフェーヴ付のガレットデロワを販売するお店も増え、
コレクターには嬉しい限り!
ここ数年は1月になると朝食代わりにあちこちのガレットを食べていて、今年はかねてより念願だったフランス(&ポルトガル&ベルギー)へガレットの食べ歩きに行ってきました。                                      ポルトガルのガトー・デ・ロワ「ボーロ・レイ」↑

さて、ガトーデロワとフェーヴには古い歴史がありますが、陶器のフェーヴが現れたのは今から1世紀あまり。
マドレーヌの型がいつどこで使われるようになったか分からないのと同様、こういうものの歴史に関する資料は意外に
少ないものです。
b0189215_2231283.jpgフェーヴについて書かれた数少ない本の著者であるHuguette Botellaさんと
Monique Joanèsさんは本の資料を集めるのに9年かかったといいます。
コレクターは自分の大切なコレクションを他人に見せたがらないのと製造者へ手紙で問い合わせても返事の来ないことが多かったためだそうです。
昨年10月Botellaさんのお宅でこの二人にお目にかかる機会がありました。
Botellaさんはフェーヴの伝統や習慣、逸話について、Joannèsさんはフェーヴそのものについてと製造者について詳しいそうで、様々な話をお聞きすることが出来、
時間の経つのを忘れてしまうくらいとても楽しいひと時でした。
↑BotellaさんとJoannèsさんの本「Les Fèves des Rois」

b0189215_21453340.jpgフェーヴについて詳しく知りたい方はパリのフェーヴショップFevemania paris
「フェーヴについて」をご参照ください。このサイトを運営しているMikaさんはAFF(Association des Fabophiles Français) と呼ばれるフェーヴコレクター愛好会の会員(私は昨年入会したばかりの新米会員)で、Botellaさんたちの本を始めとする様々な資料を自身で日本語に訳し、とても分かりやすく説明してあります。
また彼女のブログには季節になるとパリのお菓子屋さんのガレットやフェーヴの最新情報がupされる他、フェーヴの
額装やカルトナージュ等、素敵な作品も見ることができ、フェーヴの魅力が倍増すること間違いなしです。

季節はずれではありますが、これから時折フランス各地の様々なガトー・デ・ロワやこれまで取材したフェーヴ工房に
ついて取り上げられればと思います。
[PR]
by Ethno-PATISSERIE | 2009-07-13 22:22 | feve | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : https://leroiboit.exblog.jp/tb/11502340
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by lecahierbleu at 2009-07-14 10:56
おはようございます!
昨年パリで初めてEthno-PARISSERIEさんお会いしたときには、これほどフェーヴとガレットの知識に詳しい日本人の方がいらっしゃることに感動しました。そして、マニアックなお話がいっぱいできて本当に嬉しかったです。教えて頂くことがたくさん!!
私はお菓子のことには本当に無知で(汗)、ガレットも美味しい~くらいしか書けなくてお恥ずかしいのですが、これからも色々と教えていただきたいな~と思っています。
フランス各地のガトー・デ・ロワのお話、フェーヴ工房のお話、すごく楽しみにしています!!
そして、お会いできるのも楽しみにしていますね♪
Commented by Ethno-PATISSERIE at 2009-07-14 23:03
Mikaさん、お帰りなさい!
お疲れだというのにコメントいただけて嬉しいです。
フェーヴやガレットについてもまだまだ知らないことばかりですが、MikaさんやMoniqueさんのようなフェーヴのことが本当に好きな方々に出会えたことはどんなに嬉しかったことか!
こちらの方こそ、色々と学ぶことが多かったです。
なんといってもMikaさんの手にかかったら素敵なフェーヴがさらに芸術品へと変ってしまうところが凄い!!!
パリや日本で作品の展示会をしたらフェーヴのよさをもっと紹介できると思います!
Commented by M at 2013-04-20 09:31 x
本当のフェーヴって良いですね。そら豆。
フランス、ポルトガル、ベルギーへガレットの食べ歩きに行かれたとは、羨ましい!
ベルギーに行った時はゴーフルの食べ比べはしましたね。
ポルトガルのガトー・デ・ロワは、スペインのに見た目は似ていますね。
初めてのフェーヴは宝物ですね。
Commented by Ethno-PATISSERIE at 2013-04-21 09:00
Mさん フランスだけでも色々なガトー・デ・ロワがあって興味深いです。出来ることなら毎年ガレットを食べに行きたい位ですが、1月は忙しくて行けないのが残念!
<< Fèves de Clamec... La Cerise d’Itx... >>