Pentecôteのお菓子「Le Colombier 」その3
2012年 05月 27日
以前は各地で見られましたが、その多くは廃れてしまいました。
ブルゴーニュ地方のDijon ;ディジョンもその1つ。
ここには
という伝説があり、これがPentecôte(聖霊降臨祭)のお菓子「Colombier ;コロンビエ」に結び付けられ
「コロンブが入っていた者は1年以内に結婚する」と言う話と共に販売されていました。
このお菓子を売っているお店を知らないか、ディジョンのMOFショコラティエ Fabirce Gillotte ;ジロットさんに尋ねてみたところ、このお菓子のことは知っているがさすがに売っているところまでは分からず
調べても売っているお店は見つからなかったとのお返事でした。
フランスではあまり見られなくなったお菓子ですが、日本ではオー・ボン・ヴュー・タン(↓ コレ)他で買うことが出来ます。
またワンダフルハウスさんのサイト(ココ☆)ではパティシエ・シマさんに特注したという貴重なコロンビエを
見ることが出来ます。
これは島田シェフが1971年フランスで修業をしたお店「ブッタ」で覚えたという
「丸く焼いたパン・ド・ジェンヌにフォンダン(糖衣)をかけ、白い鳩とピンクのアーモンドダイスを飾った」コロンビエを再現、或いはお手本にしたもののようです。
この時代にはまだコロンビエを作るお店があったのですね。
2006年にはイルドフランスのSainte-Geneviève des Boisと言う町にあるパン屋さんが
「聖霊降臨祭のコロンビエを再び作り始めた」という記事を見つけたのですが、果たして今でもあるでしょうか・・・。
今日(2012/05/27)はPentecôte ;パントコート(聖霊降臨祭)当日。このお菓子を食べた人はいるかなぁ^^
フランスで見られなくなったお菓子が日本ではあると言うのも面白いですね。